第1章 言語構造の違い


1.1 日本語は「文脈言語」、英語は「構造言語」

日本語は、文脈に依存する言語です。
つまり、「何が省略されても通じる」言語です。

例えば:

私は昨日、病院に行きました。
→ 昨日、病院に行きました。

主語がなくても意味は通じます。


一方、英語では主語は必須です。

I went to the hospital yesterday.

主語がない文は成立しません。


ポイント

日本語:意味は文脈で補う
英語:意味は構造で明示する


1.2 主語の強制性

英語では、必ず「誰が」を示します。

例:

寒い。
→ It is cold.

「it」は意味がなくても必要です。


例文

雨が降っている。
→ It is raining.

重要なのは、

意味がなくても主語を置く

という点です。


1.3 語順の固定性

日本語は語順が比較的自由です。

私は昨日映画を見た。
昨日私は映画を見た。

どちらも自然です。


英語では語順は固定されています。

I watched a movie yesterday.

語順を変えると不自然になります。


ポイント

英語は語順が意味を決める言語です。


1.4 「最後まで聞く言語」と「前から理解する言語」

日本語は最後まで聞かないと意味が確定しません。

私は昨日、友達と一緒に、映画を見た。

最後の「見た」で初めて文が完成します。


英語は前から意味を積み上げます。

I watched a movie with my friend yesterday.

最初から意味が進んでいきます。


重要

英語では、

思いついた順に言う

必要があります。


1.5 実践トレーニング

次の日本語を、英語の順番で考えてください。


私は昨日、本を読んだ。

→ I / read / a book / yesterday


彼は今、家にいる。

→ He / is / at home / now


私はコーヒーが好きです。

→ I / like / coffee


重要な感覚

英語では、

主語 → 動詞 → 目的語

の順で組み立てます。


この章の本質

■ 日本語は「省略できる言語」
■ 英語は「構造で意味を作る言語」


● この章の結論

英語を話すためには、

日本語の感覚をそのまま使ってはいけない

英語は、
最初から構造を作る言語です。


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